2012年1月4日水曜日

「名前をつける」ことの意味

●テーマ
プログラムを書く時、変数に名前を付けたり、クラスやメソッドに名前をつけたりと、何かに名前をつける事が良くあると思います。 
良い名前を付けることは、良いプログラムを作ることにつながります。 
そこで、今日は、この「名前を付ける」という行為の意味についてがんばって書いてみたいと思います。
●名前を付けるとはどういう事なのか?
さて、突然ですが、以下の図をご覧下さい。
この一見、関係なさそうな2つの現象には共通点があります。
2つに共通する事、それは、物と物とがお互いに引き合う法則が関係している点です。 
リンゴが地面に落ちるのは、リンゴが地球に引っ張られるからです。
また、地球が太陽の周りを回っていられるのは、地球が太陽に引っ張られているからです。(もし太陽に引っ張られていなければ、地球は遠心力でどっかに飛んで行ってしまいます。) 
かの有名なニュートンは、この物と物とが互いに引き合う法則「引力」という名前をつけ、その性質を数式で定義しました。

引力が発見されるまで、リンゴが木から落ちる原因と、地球が遠心力でどっかに飛んで行かない原因が同じだなんて、誰も考えませんでした。
しかし、ニュートンが、異なる現象から共通する性質を取り出し、「引力」と言う名前を付けた事によって、今まで別々だった現象が一つの統一された概念で説明できるようになったのです。バンザイ!
●何に対して名前を付けるべきか?
ところで、ニュートンは引力という目に見えないものに名前を付けました。   
そして、名前がついたことで、引力という概念を他人に伝えたり、引力について議論したりできるようになりました。
目に見えるものに名前を付けるのは普通の事です。重要なのは、目に見えない物に名前をつけて目にみえる(認識できる)ようにすることです。
目にみえるものであれば、他人と共有できます。
●まとめ
  1. 名前を付けるとは、別々の物から共通の性質を取り出すことです。そうする事で、別々の現象を一つの概念で扱えるようになります。
  2. 目に見えない物に名前を付けることで、目にみえる(認識できる)ようになります。そうする事で、それを他人に伝えたり、それについて議論したりできるようになります。
●参考資料
本記事は、以下の資料を参考にしました。参考にしたと言うより、ほとんど以下の記事同士をくっつけただけになってしまいました。しかし、もし、上手くくっついているとすれば、それはそれで意味があることだと思いますので、そのまま掲載します。もし上手くくっついてなかったら・・・ごめんなさい。 

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