2012年1月15日日曜日

ユーザビリティテストのワークショップに参加してきました

○はじめに
今日はall webさん主催のユーザビリティテストのワークショップに参加して来たので内容を簡単にレポートしたいと思います。

ユーザビリティテストとは、製品やサービスの品質を高めるための手法で、テストしたい製品をユーザーにつかってもらい、その様子を観察することで、製品の改善点を見つけることを言います。

○レポート
さて、レポートです。
会場は品川区にある五反田図書館の会議室です。新しくて綺麗な建物でした。
会場

会場の様子
今回は、「あるケーキショップのスマートフォン向けWebサイトをデザインする」というテーマでペーパープロトタイプの作成と、ユーザビリティテストを行う内容でした。


こんな風に、実物大のペーパープロトタイプを書いて、ユーザー役の方に指でタッチしてもらいながら、操作に突っかかる部分が無いか確認したり、「この画面にこんな機能があると嬉しい・・・」と、言った要望を聞いたりしながら、ペーパープロトタイプを徐々に改善していきます。
とても勉強になった3時間でした。

○感想
1)ユーザービリティテストの必要性をあらためて感じた
普段、業務でユーザビリティテストを行うときにも感じるのですが、やはり、ユーザーの視点で考えないと絶対に気づかない部分があるので、ユーザービリティテストはコストを割いて行うべきだと思いました。

しかも、テストで発見した課題の内容によっては、製品に大幅な修正が必要なこともあるので、設計が確定する前、早い段階でやる必要があると思います。

2)テストだけでは十分では無い
テストによって製品の問題点を発見することができますが、それを改善する手法は別途必要だと感じました。テストは必要ですが、テストだけでは十分ではありません。

今回のワークショップを行ったときには、「iOS HIG」や「iPhoneアプリ設計の極意」に書いてある手法や、「誰のためのデザイン?」に書いてあったデザインについての原則の知識が役に立ったと思います。

特にiOS HIGは無料で公開されているし、内容が具体的ですので、まだ読んでいない方にはオススメしたいです。


※参考資料




誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)

2 件のコメント:

  1. 本日はおつかれさまでした。
    ブログレポート掲載ありがとうございました。

    頭でわかっていても実際にやる事で見えてくる事が多いはずです。

    ユーザービリティテストはどの段階でも必要な事ですので、ペーパープロト制作の段階だけでなくよりリアルに近くなった段階でも行うと良いです。

    早くも遅くも、オーンチ後でもユーザービリティテストはやると勉強になります。

    続けて参加するとまた新たな発見がありますので続けてご参加くださいませ。

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  2. 先日はありがとうございました。

    早速、個人的に作っているサービス(http://shinya131.blogspot.com/2012/01/atnd-rssweb.html)でユーザビリティテストをやってみました。

    検索ボックス1つ、リンク1つの単純なサイトですが、ユーザビリティテストを行ったところ、改善点が沢山見つかりました。

    今後も継続して行って行きたいと思います。

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